榎本メソッド小説講座

第16回:【Q&A】創作ゼミって実際どうなの?体験者にインタビューしてみました4

2026.06.19

〈エノマガ〉vol.4にて創作ゼミに挑戦してくれたスタッフBさん。今回はスタッフBさんにインタビューという形で感想などを聞いてみました。

 

Q.2回目の挑戦ですが、前回と比べて意識した点などありますか?

A.前回の「神鳴の啓示」(〈エノマガ〉vol.2に掲載)は、現代日本を舞台にした少しスピリチュアルな話だったんですが、今回は完全にファンタジーにしようと思って。

ただ、前回もファンタジー要素があって、今回もファンタジーだと似たり寄ったりな印象になってしまうかもしれないという懸念があり、「ドーム内の閉鎖的な格差社会」と「ドーム外にある豊かな自然」という世界観のギャップを意識して書くようにしました。

 

Q.作品のテーマや読者に伝えたいことなどはありますか?

私もそうなんですけど、人ってけっこう先入観で行動しちゃうところがあるので、「思い込みから脱却しよう」というのがテーマです。外は危険、という支配層の嘘を信じ込まされている人々が、主人公のカルを通じて、自分たちの生き方や生きる場所を自分たちで選べることに気付く。

花粉という身近で厄介な題材を使って、社会構造を風刺するような、でもそれだけではなく希望もある話を目指しました。

 

Q.制作にかかった時間はどれくらいですか?

A.実はけっこうかかりました。2時間くらいですかね……。というのも、ストーリー自体はすぐにできたんですが、最初に完成させた時は勢いがつきすぎて400字を超えてて(笑)。「やばい、減らさないと!」と削る作業に時間を使いました。

減らす作業をするなかで、「ここの文章は変えた方がいいのでは?」と思うところがたくさん出てきて。自分なりのこだわりがあるせいで、区切りをつけないとずっと直し続けてしまうのは昔からの悪い癖ですね。

 

Q.制作に役立った経験などがあれば教えてください。

A.学生時代に小説を書いていた時、「設定は面白いけど展開が急すぎる」って指摘されたことがあったんです。図星だったんですが、けっこう悔しくて(笑)。

その経験があって、物語の起承転結はけっこう意識して組み立てています。あと、普段の業務でプロが書くプロットや作品に触れているので、「読者がどこでワクワクするか」という視点を客観的に取り入れられた気がします。

 

Q.創作ゼミに興味がある人に伝えたいオススメポイントはありますか?

A.このゼミの最大の魅力は、400字という制約が逆に想像力を掻き立ててくれる点だと思います。

長編を書こうとすると挫折しがちですが、400字ならあらすじとして物語の核だけを抽出できます。私のように「昔書いていたけれど、最近は……」というブランクがある方には、創作の勘を取り戻すいい準備運動になりますよ!

 

スタッフBさん、ありがとうございました!

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