榎本メソッド小説講座

榎本メソッドマガジン(エノマガ)vol.9

2026.09.03

少しだけ暑さがやわらぎ、「読書・創作の秋」の訪れが近づいてきましたね。

朝晩の心地よい涼しさは、じっくりと言葉と向き合う時間にぴったりです。

今月も創作に励むあなたの力になれるよう、執筆に役立つ情報をお届けします。

今回のラインナップ

  • 前月人気講座ランキング
  • 実施したワークショップを解説!
  • 今月のワークショップは?
  • 9月のエンタメニュース
  • 【創作ゼミ】個別講評で、あなたの発想力を磨く!
  • 講評でどう変化する?課題のBefore&After
  • 榎本秋と目指すプロデビューの道~デビュー応援コラム~
    第9回:推敲とは?

前月人気講座ランキング

第1位

プロット講評

「面白さが伝わるか」「話の流れはわかりやすいか」など、プロット制作の悩みを解決する講座です!

書式自由・計2400字以内なら最大3作品まで提出可能。物語の骨組みをプロの視点で徹底チェックし、作品の魅力を最大限に引き出す的確なアドバイスをお送りします。

前月は字数増量&講評返却期間の短縮キャンペーンのおかげでたくさんのお申し込みをいただきました。

執筆前の不安を解消し、自信を持って本編に向き合いませんか?

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第2位

榎本メソッド体験ワークショップ

「物語の考え方がわからない」「アイデアはあるのに形にできない」とお悩みなら、まずは体験ワークショップへ! 2時間の簡単なワークで小説のあらすじを完成させ、その場でプロから直接アドバイスがもらえます。

執筆経験ゼロでも、丁寧な解説があるため安心。「物語をつくることが好き!」という気持ちさえあれば大丈夫です。

初回限定3,000円&学習コースで使える割引クーポン付き。まずは気軽に参加してみませんか?

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第3位

長編講評

長編作品を書き上げたなら、長編講評で最後の仕上げをしませんか?

プロの講師陣が物語の構造から課題までを徹底的に分析し、商業クオリティへ導く具体的な改善策を伝授します。

文学賞への応募前や作品のクオリティを高めたい方に選ばれ続ける、リピート率No.1の講座です。

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実施したワークショップを解説!

先月開催した【榎本メソッド体験ワークショップ】のテーマは【物語に登場するアイテム】でした。

剣は武力の象徴、鏡や宝石は権威の象徴とされていたように、古来より「アイテム」は神話、伝説、歴史の中で重要な意味を持っていました。物語においても、特別なアイテムがきっかけとなって事件が起きる、という手法はよく使われます。

【アイテム】の物語を考えるポイント

「あってもなくても良いもの」や「私たちの日常にも当たり前に存在するもの」では、ワクワク感が薄れてしまうかもしれません。

存在(所持)しているだけで物語を動かせるような力を持つアイテムとは、どんなものでしょうか?

今月のワークショップは?

今月のテーマ

【児童文学】

子ども向けの話だから書くのが簡単、というのは大きな間違い! むしろ子どもは「つまらないと思ったらすぐに読むのをやめてしまう」ので、ある意味では大人向け以上にシビアに考えなくてはいけません。

児童文学で大切なのは、「わかりやすくて」「面白いこと」。創作の基本ですが、この基本がとても大事なのです。

【児童文学】のあらすじを書いて講評がもらえるワークショップの日時は下記のとおりです。

カレンダーアイコン9月26日(土)11時~13時

ワークショップに参加を申し込む

他にもたくさんのジャンルをご用意しているので、ぜひチェックしてみてください!

9月のエンタメニュース

 8月中旬頃から、AI小説が文学賞に殺到し、選考者の負担が増大しているというニュースを目にする機会が増えました。

「AI利用を禁止する」あるいは「AI利用箇所を明記する」という文言を応募規定に記載している文学賞もありますが、それでもAIで生成された作品の応募はとどまることを知らず、文学賞によっては前回から応募数が2倍近く増えたところもあるとか。

 AIは膨大なデータを学習したうえで最適と判断した文章を書いてくれるので、文法的な破綻がなく「人間が書いた作品より読みやすい」となりがち。誰でも手軽に一定のクオリティに達してしまうため、単純な文章力だけでは差別化しづらく、自力で執筆している応募者にとって厄介な状況と言えます。

 しかし、AIは整えたり模倣したりすることは得意でも、唯一無二の個性やオリジナリティを表現することはできません。

 AI小説の激増によって、文学賞での選考はますますシビアに、そして「個性・作家性」がより重要視される時代がくるかもしれません。

【創作ゼミ】個別講評で、あなたの発想力を磨く!

榎本秋プロデュース ストーリー発想力がぐんぐん身につく創作ゼミ】は、毎月提示される榎本秋と榎本事務所厳選のテーマに沿った400字あらすじを提出し、個別講評で発想力を徹底的に磨ける講座です。

創作ゼミがどのようなものかをより詳しく知っていただきたく、実際の課題と講評さながらのお題を榎本事務所スタッフAが挑戦!

ぜひ創作ゼミを疑似体験してみてください。

挑戦者プロフィール

スタッフA

榎本事務所に勤めて数年のスタッフ。
文章・創作に関わる業務には携わっておらず、小説執筆は未経験。
本を読むのは大好き!
過去のエノマガでも創作ゼミの課題に挑戦している。

今月のお題

三題噺「時計台/アルバイト/宝石」

「三題噺」は元々落語における即興芸として行われていたもので、客から3つのお題をもらって物語を作ります。

 その際、「場所」「人物」「もの(こと)」の3つの枠を決めます。そうすることで、それぞれの要素の関係性が自然に考えられるようになります(どうしてその人はそこにいるのか? など)。

 適当に3つのキーワードを集めると上手く作れないことが多くなります。

お題

「時計台/アルバイト/宝石」を使って400文字程度のプロットを作ってみましょう。

「盗まない宝石泥棒!?」

現代、ヨーロッパの小国。無職の青年・カルは、生活のため由緒正しい時計台の展望室で夜間警備のアルバイトを始める。

初日、観光客を装った派手な女・アイシェから、展示中の「聖母の涙の宝石」を盗む手伝いを頼まれる。当然断ったカルだったが、その宝石はかつてアイシェの祖母が所有し、世界大戦後の混乱に乗じて国の貴族に奪われたものだと知る。正面から訴えても証拠はなく、アイシェは盗むしかないと考えていた。切実な事情を知ったカルは犯罪には加担したくはないと思いつつも、時計台の設計図をこっそりコピーするなどアイシェの手助けをする。

カルは時計台の隠し部屋に隠された古い金庫を見つけ、「聖母の涙の宝石」の由緒書を発見。2人は宝石を盗まず、記録を報道機関へ公開して返還を実現する。カルはアイシェに誘われ、失われた美術品を調べる協会の一員として社会人になる。

講評

盗むのではなく記録を報道機関へ公開して返還させるという解決方法が、まさに「盗まない宝石泥棒」というタイトル通りで素晴らしいです。カルが警備を始めた初日にアイシェが協力を頼んでいますが、アイシェは最初から協力者としてカルに目をつけていたのでしょうか? 展示品を盗もうと思っていることを警備員に明かすのはかなりリスキーな行為に思えます。カルの無職時代、何か関わりがあったのでしょうか?

いかがでしたか?

ご興味を持たれた方、自分も挑戦してみたいと思われた方、ぜひ【榎本秋プロデュース ストーリー発想力がぐんぐん身につく創作ゼミ】を受講ください!

【榎本メソッド小説講座-Online-スタッフブログ〈エノログ〉】では後日スタッフAが今回の講評の感想をアップします。

よろしければチェックしてみてください!

講評でどう変化する?課題のBefore&After

「受講すれば本当に実力がアップするの?」
「改善点を指摘されても、どう直せばいいかわからない……」
そんな悩める小説家志望者の方に向け、榎本メソッド小説講座の講評で作品がどう変化するのか、わかりやすくBefore&Afterをご用意しました!
実際に講評前と講評後で作品がどう変化するのか、ぜひ比較してみてください。
(※例題は一部抜粋となります)

基礎編⑤

穴埋め式プロットシートver1を書いてみましょう

Before

「タイトル」code:Ω

「この話で一番書きたいこと」唯一の異分子である主人公が世界を変える。

「この話で読者に感じてほしいこと」当たり前の枠から外れていても生きていける。

「世界設定」記憶がデータとして扱われるようになった近未来。18歳になると、あらゆる知識が脳に直接インプットされ、全人類が同じ知識を共有する。知識の差がなくなったことで差別や階級意識も消えた一方、思考の均一化が進み人々は個性を失ってしまった。

「主人公の属する集団について」なし(主人公はどこの集団にも属していない唯一の存在)

「主人公」男性/22歳。事故で記憶障害を負い、寝ると全ての記憶が失われる。この世界の人間なら誰もが持っている知識も忘れているが、毎日〝初めて〟を楽しんでいる楽観的な性格。日記をつけているので、重要な出来事は日記を通して把握している。個性の塊のような人物なので、個性のない周囲の人間に対する違和感が強く、知識共有システムのせいだと気付き始めている。

「ヒロイン」女性/25歳。知識共有システムの管理者の1人。知識を持たない主人公に興味があり、監視のためそばにいる(システムにバグが生じて知識を失った時、人間は生きていけるのかが気になる)。主人公には信用させるために姉と名乗っているが、血縁関係はない。

講評

・均一化され管理された社会において、主人公はきわめて特異、ある意味では超危険人物ともいえる。そんな存在がヒロインの個人的興味で監視されているだけなのは不自然では?

・知識の均一化によって差別が完全に消えているのはやや納得しづらい。知識の均一化のせいというより、差別が存在しないよう洗脳されている(差別という概念自体を知識として与えられていない)とした方がリアリティがある。

After

「タイトル」code:Ω

「この話で一番書きたいこと」唯一の異分子である主人公が世界を変える。

「この話で読者に感じてほしいこと」当たり前の枠から外れていても生きていける。

「世界設定」記憶がデータとして扱われるようになった近未来。18歳になると、あらゆる知識が脳に直接インプットされ、全人類が同じ知識を共有する。差別や階級意識は不要な概念として削除されたためすべての人類が平等だが、思考の均一化が進み人々は個性を失ってしまった。

「主人公の属する集団について」なし(主人公はどこの集団にも属していない唯一の存在)

「主人公」男性/22歳。事故で記憶障害を負い、寝ると全ての記憶が失われる。この世界の人間なら誰もが持っている知識も忘れているが、毎日〝初めて〟を楽しんでいる楽観的な性格。日記をつけているので、重要な出来事は日記を通して把握している。個性の塊のような人物なので、個性のない周囲の人間に対する違和感が強く、知識共有システムのせいだと気付き始めている。

「ヒロイン」女性/25歳。知識共有システムの管理者の1人。知識を持たない主人公に興味がある。主人公を危険視し、排除を望むシステム側と取引し、「自分が常に監視する」「脅威となれば即刻排除する」という条件付きで主人公を生存させている。主人公には信用させるために姉と名乗っているが、血縁関係はない。

修正のポイント

・差別や階級意識は不要な概念として消された設定にして、より世界観の不気味さを表現した。

・システム側が主人公をどう考えているか明確にして、後にヒロインが組織の命令と自分の知的好奇心や感情の間で板挟みになる葛藤を描けるようにした。

プロの視点を入れることで、作品は劇的に変化します!
あなたの作品も、榎本メソッドの講評でレベルアップさせませんか?

榎本秋と目指すプロへの道~デビュー応援コラム~
第9回:推敲とは?

榎本秋

榎本秋です。「長編小説を書いてプロ作家になる」をテーマにお話させていただいています。

第9回のテーマは「推敲とは?」です。

推敲とは、一度書いた文章を読み直し、より伝わりやすい文章へ整えることです。

誤字脱字を直すだけでなく、文章の流れが不自然ではないか、同じ表現が何度も続いていないか、登場人物の言動に矛盾がないか、といった点なども確認します。

小説ではシーンの雰囲気や会話のテンポが狙い通りになっているかを見ることも大切です。

 

推敲と聞くと作品を書きあがった後でまとめてやるイメージが強いですが、執筆中でも書いたところまで推敲を行うのも効果的です。

執筆途中の推敲でおすすめしたいのは、前回に書いた原稿を声に出して読むことです。

黙読では自然に読めていた文章でも、音読すると文章のリズムが悪い部分や、意味が伝わりにくい箇所に気づくことがあります。会話文のニュアンスや、登場人物らしい言い方になっているかを確認するためにも有効です。

ただし、前回書いた部分を細かく直しすぎてしまうと、なかなか先へ進めなくなります。軽く読み返して気になる部分だけを直し、その後の執筆に移るぐらいで良いでしょう。

 

パソコンが便利になり、推敲や校正の作業は以前よりも簡単になりました。

 

・ワープロソフトの校正・校閲機能

・校正・校閲専用ソフト

・AIを利用した文章チェック

 

このような道具を使えば、誤字脱字や表記の揺れ、同じ言葉の重複などを見つけやすくなります。特に、漢字とひらがなの使い分けや、人名・用語の表記を統一する作業はとても楽になりました。

 

一方、内容の正しさや前後の文章との関係まで確認する「校閲」については、道具だけに任せるのが難しい部分もあります。専門の方にお願いするか、自分で資料と照らし合わせながら確認する必要があります。

 

また、AIは設定や指示の内容によって、間違った指摘をしたり、必要以上に大量の修正を提案したりすることがあります。その対応に追われ、かえって作業が大変になることも。AIやソフトの提案をすべて受け入れるのではなく、最終的には自分で判断しましょう。

 

私の場合は、よくある表記の揺れや、自分がやりがちな間違いをAIに伝えてチェックしてもらっています。その上で原稿を印刷し、赤ペンを片手に一文ずつ確認していきます。

 

特に歴史に関する原稿を書いていると、人名や地名として読めてしまう誤字脱字があり、画面上では見落とすことがあります。便利な道具を活用しながらも、最後は自分の目で読み込むことが大切なのです。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

「小説を書いてみたいけど、何から始めていいかわからない」

「いきなり高い受講料を払うのは不安」

という人に向けて、榎本メソッド小説講座ではトライアルコースをご用意しています。

特に人気講座ランキングで毎回TOP3に入る【榎本メソッド体験ワークショップ】は創作経験が浅い方にもピッタリ! 皆様のご参加をお待ちしております。

講座について興味がある、知りたいことがありましたら【個別受講相談】や【お問い合わせ】にてお気軽にお聞きください。

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