2026.10.23
〈エノマガ〉vol.8にて創作ゼミに挑戦してくれたスタッフBさん。今回はスタッフBさんにインタビューという形で感想などを聞いてみました。
Q.講評で特に「役に立った」と感じたことはありますか?
A.物語の優先順位の付け方です。
私の場合、少し書いていた経験がある分「面白い設定や世界観をたくさん詰め込みたい!」という欲が出てしまいがちでした。2回目の『カルと秘密の箱庭』みたいなディストピアSFや、1回目の『神鳴の啓示』のようにスケールを大きくしすぎて、400字のあらすじとしては要素過多になってしまっていたんです。
講評で「読者に一番見せたいドラマはどこなのか」を整理していただいたことで、「自分の書きたい設定」よりも「作品としての削ぎ落とし」が大事だと痛感しました。4回目の『潮騒の手紙』ではその反省を活かし、人間ドラマに焦点をぐっと絞ってまとめることができたと感じています。
Q.ゼミを始めたことで、日常の過ごし方に変化はありましたか?
A.ブランクで眠っていた創作思考が蘇りました(笑)!
社会人になってからはすっかり「読む専門」になっていたのですが、ゼミをきっかけに「自分ならどう書いて展開させるか」という書き手としての能動的な考え方が一気に戻ってきました。
映画を観たり小説を読んだりするときも、単に楽しむだけでなく「この伏線の回収はすごいな」「この起承転結の配分は400字あらすじに換算するとどうなるだろう?」といった構造的な視点で分析する癖がついたのは、大きな変化ですね。一度創作を離れていたからこそ、再び作る側に回れた喜びを噛みしめています。
Q.オンライン講座という「一人で進める環境」で、モチベーションを維持するために大事なことは何だと思いますか?
A.「過去の自分と比べること」だと思います。
1回目、2回目、3回目……と回数を重ねるごとに、「前より要素の削ぎ落としが上手くなった」「登場人物の動機がスッキリ整理できた」と、自分の経験値が増えていくプロセスを楽しむことですね。100点満点の傑作を狙うより、回数をこなして「型」を身につけていく感覚を持つことが、1人でも挫折せずに続けられるコツかなと思います。
もちろんプロに見てもらうことも大きなモチベーションにはなるのですが、創作って基本的には孤独な作業なので、「レベルアップを実感する」みたいに、孤独でも楽しめることを見つけておいた方が長続きはすると思います。
スタッフBさん、ありがとうございました!
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