2026.10.30
以前のブログでも書いた通り、私は人見知りで、人とのおしゃべりがあまり得意ではありません。そのため、周囲からどれほどTRPGやボードゲームの面白さを説かれても、「見ず知らずの人と遊ぶなんて絶対ムリ!」と敬遠してきました。
そんな私が、友人の「たまにはアナログゲームで遊ぼうよ」という誘いに乗り、先日、人生で初めてボードゲームカフェを訪れました。
店内は空調が心地よく効いており、平日だったためか他にお客さんはゼロ。壁一面に並ぶゲームを選び放題という最高の環境です。しかも、友人の1人があらかじめ面白そうなゲームをピックアップしてくれていたため、「どれにする?」と迷う無駄な時間もありません。結果、私たちは6時間ぶっ続けでアナログゲームの沼に浸ることになりました。
なかでも特に驚き、楽しんだ2つのゲームを紹介させてください。
ひとつ目は、親(出題者)の価値観を予想し、7つの選択肢から「1位・2位・3位」をぴったり当てる『サンレンタン』です。
メンバーは長い付き合いの友人ばかり。「お互いのことなんて知り尽くしている」と思っていましたが、ゲームが進むにつれて、意外な事実がボロボロと飛び出してきました。
たとえば「旅行でやりたいこと」というお題。完全なインドア派だと思っていた友人の1位が、まさかの「ダイビング」だったり。
また、既婚者の友人は「好きなおかず」というお題に対して、「味が好きなもの」ではなく「作るのが簡単だから好きなもの」を上位にランク付けしていました。当たり前だけど、みんな日々価値観が変わっているんだな……と、なんだか感慨深くなります。
もちろん私のお題の番でも、「えっ、私ってそんなイメージ持たれてたの!?」という驚きや、「やっぱり私のことわかってくれてる!」という喜びがあり、遊ぶ前よりも確実に心の距離が縮まった気がしました。
もうひとつ、別の意味で衝撃を受けたのが、巧みに嘘をつき、相手の嘘を見破りながらゴールを目指すブラフ系すごろく『チャオチャオ』です。
さいころの出目には「1〜4」と「×」があります。手番プレイヤーは筒の中で振り、自分だけ出目を確認して1〜4の数字を宣言します(「×」が出たら必ず嘘の数字を宣言しなければいけません)。
他のプレイヤーはその宣言が「本当」か「嘘」かを見破ります。スルーされれば宣言通り進めますが、嘘と疑われた場合は判定を行います。見破られた側はコマが脱落し、見破りに成功した側が進みます。逆に、本当の宣言を嘘と言ってしまうと疑った側のコマがペナルティで脱落し、宣言した側のコマがそのまま進みます。
ルールはシンプルですが、これが驚くほど心理戦が通用しないのです!
心理学的には「出目が出た瞬間にすぐ宣言すれば本当」「少し間が空けば嘘(考えている証拠)」と判断できそうなものですが、現実は甘くありません。
ある友人は何が出ても「う~ん……」と悩み、別の友人はさいころを振った瞬間に即座に数字を宣言する。誰も彼もがスタイルを崩さないため、嘘のヒントとされる「平常時とのズレ」がまるで掴めないのです。
結局、私は見事にボロ負け。ゲーム後にネタバラシをされると、みんな驚くほど大胆に嘘をついていたことが判明しました。「ゲームとはいえ、人間ってこんなに息をするように嘘をつけるの!?」と戦慄してしまいました。友人たちの嘘が上手すぎるのか、私の嘘が下手すぎるのか(笑)。
他にもいくつか遊びましたが、どのゲームにも共通していたのは「プレイヤー同士の会話がすべて」だということです。コミュニケーションを取らなければゲームが成立しない。自分の考えを伝え、時には嘘で騙し、勝利を目指す。勝っても賞品が出るわけではないのに毎回必死で、6時間があっという間に感じるほど充実した時間でした。
今回は初心者ということで『カタン』などの本格的なボードゲームはお預けとなりましたが、「もっと仲良くなりたい相手」がいる人は、一緒にアナログゲームで遊んでみてはいかがでしょうか。
最後に余談をひとつ。
友人が事前に用意してくれた遊びたいゲームのリストを見た店長さんから、「この中のいくつかのゲームは友情を崩壊させるので、友達同士で遊ぶのはやめといた方がいいですよ」と真顔で止められたものもありました。
皆さんも遊ぶゲームを選ぶときは、くれぐれも吟味してくださいね。
【プロの作品講評付き】あなたのアイデア・プロットの「改善点」がその場でわかる!
▶榎本メソッド体験ワークショップの詳細・ご予約はこちら
【無料ダウンロード】プロット作成シート&「創作ノウハウ5選」限定公開中!
▶ 体験資料のお申し込みはこちら